とある神社には境内に土俵があります。奉納相撲が行われる立派な土俵です。知らずに土俵を見つけた人は、だいたいこんな感じのことを言っちゃいます。「あっ どひょー!」「どひょーだ!」「すごい どひょーがある」。土俵を見つけるとみんな嬉しそうです。近づいて写真を撮ったりしちゃいます。「なんでこんな所にどひょーなんかがあるんだ!」と怒っている人を見たことがありません。土俵は人気者なのです。お相撲の絵本を描きたいなと思ったときに、そんなことを思い出しました。そして出来上がったのが相撲絵本『どひょー』でございます。土俵に意表をつかれて、どひょーとなりますよ。大相撲は子どもの頃から好きで見ています。輪島、北天佑、稀勢の里…。今は高安関の優勝が見たくて応援しています。 はっけよい のこった!